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ラファエロ展@国立西洋美術館

 日本では、初めての開催になる「ラファエロ展」の内覧会が昨日、上野の国立西洋美術館で開催された。



ラファエロの父、ジョヴァンニ・サンティは、ルネサンス文化が花開いたウルビーノの宮廷画家で、詩人でもあった。
カエルの子は返る。息子、ラファエロは類い稀な家庭環境のなか、
17歳で、すでに頭角を表し、「有名な」「親方」として、
聖堂礼拝堂の祭壇のための絵をオーダーされた。
そして、フィレンツエに移り住み、彼らとともに
バチカンのシスティーナ礼拝堂を装飾した。

そして、1508年、25歳のときにバチカンの教皇居室の装飾のためにローマに居を移した。
以来、彼は、「書名の間」「ヘリオドロスの間」「コンスタンティヌスの間」他、
主に、バチカン宮殿の装飾事業ために尽力した。

ラファエロの描く人物像は皆、優しげだ。
そして、彼は、ルネサンス時の華麗な衣装をもまた、いとも繊細に優美に描いた。

トスカーナ大公が、生涯にわたって自身の寝室に飾っていたという
<大公の聖母>はレオナルド・ダヴィンチの繊細な明暗法を用いて描いたとされている。

伏し目がちで優しげな母、マリアと母にすがるキリストが、普通の親子のような親しみ易さで描かれている作品。バックの黒は、確実に後世の過失で、当初の背景の保存状況の悪さ故、商品価値を挙げる為にぬられたものだということが、20世紀後半になって判明されたのだそうだ。


今回の展覧会では、17歳からわずか37歳で亡くなるまでの彼とその周辺の作品が
60点あまり展示されている。

「ウルビーノ」「フィレンツエ」「ローマ」と、彼の創作活動に大きな影響を与えた各時代のテーマカラーを背景に、
500年まえに描いたものとは思えない、
美しく、前衛的で、完成度の高い絵画の数々を堪能したい。




ラファエロ展
〜6/2
会場: 上野・国立西洋美術館
http://raffaello2013.com





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