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憧れの絹のストッキング

 聴くところによると、80年代まで、フランスの街角には「ストッキングのかがり屋」なるものが存在していたらしい。「ええっ?」と驚くかもしれないけど、実際、私がフランスに渡った89年でさえ、フランスのストッキングはタイツと見間違えるほど厚ぼったいか、すぐに電線する冴えないものだったから、当時を知る人の話は「さもあり」と納得することができる。当時は、日本に帰るとストッキングを買いだめしたり、友人へのおみやげにしたものだ。今でも普通のストッキングは高い割に弱く、友人のなかでは日本に帰ると「無印良品」に駆け込んでまとめ買いしている人もいる。


そんなフランスのストッキング業界に新風が吹き荒れたのが、イタリアの高級輸入ソックス店「Fogel」やLYCRA入りのストッキングがパリの街角に登場した90年代後半のこと。私もそんなストッキングを勝負(なんの?)用に購入したこともあるが、はく前に爪でひっかけて5千円近いものをだめにしたり痛い思い出が何度かある。

そういえば、ストッキングをはく手袋というのも、「Fogel」には売っていたっけなあ。



何百年も前から、美しいストッキングは人々の憧れだった。ただし「絹のストッキング」は現代の「Fogel」の何倍も高価なもので、何世紀にも渡って王侯貴族にだけ許された贅沢品だった。

イギリスのヘンリー8世とエリザベス女王は親子でそんなストッキングの愛用者で、踊り自慢のエリザベス女王は大好きなポルカを踊るとき、「わざと」脚を見せたり、長いドレスの裾をたくし上げて階段を駆け上がったりしていたらしい。

その様子は、映画「エリザベス1世」で、恋人、ロバート・ダドリーとダンスするシーンにも登場する。





女性が脚を見せるははしたないこととされた時代。そんな破廉恥な行動は、国を司る王女だからこそ許された行為だったのかもしれない。

宝石、ドレス、そして、手袋と、お洒落の最前線をいった女王は、まさにその特権を乱用して、人々がうらやむ「最上級の隠れたお洒落」を楽しんでいたのだ。





ヘンリー8世にいたっては、ふくらはぎに絹の詰め物のあるストッキングを着用し、その脚線美で女性たちを魅了した。

女性においても、男性においても刺繍や

レース編みのストッキングは、その美しさだけで人々を虜にするだけでなく、
そうした高価なストッキングを惜しげもなく着用する王侯貴族の財力と権力こそが

何にも増して

憧れの対象だったことは明白な事実である。


アンティーク・ストッキングコレクターの鴇田氏の講座では、美しくも珍しいストッキングの数々が手にとって見る絶好のチャンスになることだろう。





■単発クラス■
<憧れの絹のストッキング>
講師:鴇田章


■日時 10/31(月) 19時〜21時
■会場 経堂教室
■定員 10名
■単発の受講料 4,000円 or チケット1枚 (お茶、お菓子、 お土産付き)
■どなたでも受講いただけます。

詳しいお申込手順はこちら
http://www.antiqueeducation.com/tejun.html


■お申込み・お問合せ
カルチャーサロン「プティ・セナクル」
http://www.antiqueeducation.com/













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