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成城 猪俣家


JUGEMテーマ:アート・デザイン



燈台もと暮らしとはこのこと。
成城に10年も通っていたのに、5丁目にこんなにすてきなお宅があったのは知りませんでした。

太田胃散の息子さんで、建築家の吉田五十八の建てた猪俣家。
優美な日本家屋が今日はお茶会のために解放され、それに合わせた茶花がいけられているということで、ヴェルヴェット・イエローの市村美佳子さんが連れて行ってくれました。
この花を探すために、花人は山の花をよく知るスペシャリストと一緒に300キロの道を飛ばして山を歩いたそうです。そうして生けられた花は、このお宅の随所にぴったりで、楚々としていて本当に愛らしい。

普通をより普通に見せるためには、その陰で並々ならぬ努力がなされているものなのですね。





鉄骨に赤松をはったという、美しく、かつ非常に丈夫な材を用いた日本家屋は、すでに、40年以上の日々を経ているというのに、まったく古ぼけた感じがしていません。むしろここ最近建てた建物といってもおかしくないくらい。ここの吉田五十八さんのこだわりの賜物です。京都の町屋のように、そこいらじゅうを庭に向かって開け放せるので、空気がこもらず抜けいくというのもこの状態を保てる理由のようです。





それにしてもこの100坪の大邸宅に老夫婦お二人で住んでいたというから。
茶室もふたつあって、二人でお茶を楽しむ静かな老後だったんでしょう。
世田谷トラストになっていて、一般公開されている素晴らしいお宅。
人生の冬をどんな風に過ごすか、再び自分に問う機会になりました。

成城、猪俣家
http://www.setagayatrust.or.jp/mijkana.htm



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