<< 単発クラス「パリのアール・デコスタイル」〜カルチャーサロン プティ・セナクル | main | セナクル・ド・キリ >>

スポンサーサイト

  • 2017.02.20 Monday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています


吉行和子著「老嬢は今日も上機嫌」(新潮社)

 吉行和子、冨士真奈美、故岸田今日子といったら、仲良し三人組で、旅行を一緒にするなどしていたことで知られている。

以前、岸田今日子の旅をテーマにした著書があまりに面白かったので、今回も、「笑い」を期待してこの本を購入した。

女優さんだから、少し浮世離れしていて少女趣味なところが私と似ているのか(わたしは女優さんじゃないから、浮世離れしていてはいけないんだけど・・・)、
吉行和子の書いている事はウンウンとうなずくことが多い。

「どうしてこんな変なことがまかり通っているのだろう」と、常々思う事があるが、大人はいっちゃいけないことが多いせいか、彼女の書いている事には「そう思うのはわたしだけじゃないんだ」と励まされたりする。

いつも駆け引き無しなことが多いせいか、それが傍若無人に映ることもあるけど、解る人には解ってもらえる。
昔のボスは「きりさんが、心の目でみたこと」と認めてくれていた。そんな人が周りに一人でも居てくれるのが、心強い。


本のなかで特に面白いのは、旅のエピソードだ。
冨士真奈美とはまだ、旅する事が多いようだが、俳句をつくりながらの旅は本当に楽しそう。
一人旅も悪くないが、旅は道連れ。楽しい仲間との旅は「至福のとき」だ。

感動した章はいろいろあるが、ひとつ、「言葉」へのこだわりの章で。

「たった一つの言葉が息を吹き返しただけで、世の中が明るくなったり元気になることもあるかもしれないのだ。彼らを生き返らせるものは、何なのだろう。それは「言葉」への愛ではないかと私は思う」という久世道彦さんの言葉の引用。

「辛抱」「じれったい」「気落ち」「強情」「きまりが悪い」「冥利に尽きる」「面変わり」「できごころ」など、普段口にしなくなった日本語は、それを口にすると感情が思い出されて、じわっと体のなかにしみ込むと書いている。

日本語っていいな。言葉を生業にするなら、きれいな言葉を大事にしていかなくては、と改めておもいました。

どれも、短い文章だけど、すてきな気づきに満ちあふれた本です。





スポンサーサイト

  • 2017.02.20 Monday
  • -
  • 11:51
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
  • -
  • 2011/09/01 12:52 PM
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
  • -
  • 2011/09/10 10:57 AM
calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< January 2020 >>
Petit CENACLE
「プティ・セナクル」「石澤季里アンティーク・エデュケーション」では毎回その道の専門家を迎え、経験豊かで探究心旺盛な都会の大人たちの欲求を満たす、個性溢れるカルチャーサロンを主催しています。
www.antiqueeducation.com
プティ・セナクルの旅カルチャーコース

2016/11/19〜11/26
旅して学ぶ貴族の暮らし「パリ、ヴェルサイユ、ロワール地方で18世紀のシャトーライフを体験 マリー・アントワネットの幸せ人生を辿る旅」の詳細はこちら


プティ・セナクルの本
2012年6月8日発売

「これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝」(メディアパル) 監修:プティ・セナクル/蜷川浩史・石澤季里・大原千晴・木本玲子・中島正晴、文:植田裕子/石澤季里
プティ・セナクルへのリンク
selected entries
categories
archives
recommend
パリ&パリから行く アンティーク・マーケット散歩 (FIGARO BOOKS)
パリ&パリから行く アンティーク・マーケット散歩 (FIGARO BOOKS) (JUGEMレビュー »)
石澤季里
2012年6月発売

掘り出し物に出合えるマーケットや蚤の市はヨーロッパ旅行の大きな醍醐味。せっかくパリまで行くのなら、近郊の個性派マーケットもめぐってみよう。定番のクリニャンクールからブルゴーニュのアットホームな大市、さらにブリュッセルやアムステルダムのマーケットも。
街歩きを楽しみたいアンティーク・ストリートも厳選して紹介。
recommend
これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝―なぜ生まれ、どう使われてきたのか (-)
これから愉しむアンティーク ヴィクトリア朝―なぜ生まれ、どう使われてきたのか (-) (JUGEMレビュー »)
植田 裕子,石澤 季里,プティセナクル
2012年6月発売

監修:プティ・セナクル/蜷川浩史・石澤季里・大原千晴・木本玲子・中島正晴
西洋アンティークのプロが語る、今ひそかにブームになっているわかりやすい入門書。ホームズやアリスがいたころのヴィクトリア朝の家具・食器・時計について全くの初心者の方でもわかりやすく、そして面白く解説した初めての本です。
recommend
パリ 魅惑のアンティーク (madame FIGARO BOOKS)
パリ 魅惑のアンティーク (madame FIGARO BOOKS) (JUGEMレビュー »)
石澤季里
2009年10月発売
大好きなパリの街で、自分だけの“とっておき”を見つけよう。あこがれのエルメス・ヴィンテージから、気軽に買えるキッチン用品や文房具、さらにアンティークなビストロやホテルまで、個性溢れる“古きよき物たち”に会いにいこう。全36ショップを紹介。
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
profile
links

PearlyBLOG



la note


ヨーロッパスローライフ −インテリア自由気儘空間−
search this site.
recent comment
recent trackback
sponsored links
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM