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「VOYAGE EN CAPITALE」ルイ・ヴィトン&パリ展

 この1ヶ月、あまりにもいろいろなことがありすぎて、とお〜い昔のような気がしてならないのですが、先月末から今月はじめにかけてパリ&コート・ダジュールにいっていました。

震災で家を失った方々、原発の影響等々、不安なことも多いし、また、被災地の方々の悲しみ、苦しみにも胸が痛みますが、ブログを読んでくださる方々に少しでも明るい話題を提供して、明日へのエネルギー源にしていただきたいので、今日から少しづつフランス日記を買いていこうとおもいます。

パリでは、9月号のボン・シックに掲載予定の興味深い展覧会を取材しました。

ひとつは、みなさんよく、ご存知のルイ・ヴィトンのトランクの歴史を追った、その名も「ヴォヤージュ・アン・キャピタル=都市旅行」展です。残念ながらすでに終わってしまいましたが、もしかした日本上陸するかもしれない興味深い展覧会でした。

ルイ・ヴィトンが鞄屋ではなく、旅行のトランクを作る会社だったこと、また、誕生は、ナポレオン3世&妻のユージニー皇后の時代に、たくさんの衣装を汚したり、傷つけたりしないように作り出された梱包業者、いわば、おつなかさんだったことは著書「パリ 魅惑のアンティーク」にも書きました。

当時の交通手段は、馬車。それが、鉄道に代わり、車、豪華客船、そして飛行機になる。
その過程で、ヴィトン一家はつぎつぎに新しい交通手段に適合する新しいトランクを作り、当時のセレブリティーたちのニーズに答えていったのです。その立ち回りの早さ、時代の先端をいくアイデアの豊富さが長年にわたってルイ・ヴィトンを有名ブランドにしていったのです。

1910年の初めての飛行機旅行の荷物の重量は、26キロまで。当時のポスターを見ると、当時のトランクには、帽子1個、背広2着、ズボン1本、シャツ10枚、寝間着1枚、ズボン下3枚、ベスト3枚、靴下6足、12枚のハンカチ、1足の靴、変え襟18枚、ネクタイと手袋が入っていたそう。当時のダンディーたちのなんとお洒落な事か!

また、アール・デコ時代の<ネセセール>と呼ばれるトワレットセットのボトルは、当時所有名デザイナーとのコラボレーションだったり、シルバー製品はティファニーだったりするんですよ。トランクの中身をジ〜っとみて「あ、ティファニーのマークが入ってる!」なんて観察するの、結構好きです。やっぱり刻印を見るためにルーペを使うくせがついているせいかしらねえ。

この展覧会、ルイ・ヴィトン美術館の館長とカルナヴァレの館長がランチをしていて開催がまったそうです。
案外、プライベートな会話のなかからすばらしいアイデアが生まれるものなんですね。

博学な二人はきっとこの言葉を知っていたんですね。

1867年、「ああ無情」で有名な作家、ヴィクトル・ユーゴーがこう書いています。
「パリ、それは、すべての人にとっての成功への出発点・・・・」

すべての道はローマに続くといわれています。
でも、輝かしい未来への出発点は「パリ」。
パリはいつの時代も憧れの土地だったようです。









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