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感性を再確認するためのフランス雑誌「CLES」

 いつもパリの最先端の情報を与えてくれる友人、マルティン。今回は、彼女の友人でもある編集者ジャン・ルイ・セルヴァン・シュレイバー氏が立ち上げたという「平和」をテーマにした新雑誌を教えてくれました。

そもそも「CLES」というのは、フランス語でいうところの「鍵」のこと。
この雑誌を読むと、そこには今、日本の私たちが置かれている状況に役立ちそうな「鍵」がいっぱいです。

フランスの雑誌はいくつかのファッション雑誌以外は、文章で読ませるものがほとんど。
ご存知のマリー・クレール(日本では哀しい事になくなってしまいましたが)だって、日本ではファッション雑誌の位置づけですが、本当は、立派な文芸雑誌です。
そんなわけで、この「CLES」も、読み物ページがいっぱい。

今回の大特集は「我々の脳は、筋力を失ってきている」です。
(世の中なかが便利になればなるほど、わたしたしが馬鹿になるっていうわけですよ。
一理あり)

巻頭は、まず、「自覚」をテーマに
「生命の誕生」と「自覚の誕生」と人間には2回の誕生があるという記事。
自覚の誕生はだいたい5歳くらいで、まず、親が死ぬということを知ってショックを受けたり、嘘とユーモアの違いが分かるようになったり、ということからはじまるそうです。
また、「スローライフへのすすめ」では、ゆっくりであることの意義をきちんと説明してくれています。ゆっくりは、何かを失うことではなくて、自覚しながらものを選び獲るということに繋がるんだそうです・・・。なんか勉強になるなあ〜。


書評では、「本当の幸福」をテーマにした『なぜ幸せな人は長生きするのか?』ジョルディ・コアバック著や『2012年の恐怖』ローラ・クラティアス著。
マヤ暦やノストラダムスの大予言をベースにした占星術師のユイ・ジンの予言について書かれた本を紹介しています。もうちょっと早く読みたかった、かも。

また、5歳くらいの子供向けの本「ディボアは彼の美術館を作った」アスリッド・アンスタッド・ジョンサン著は、ディボアという少年が、貝殻、木の葉など、散歩の途中に拾った様々なものに関するバックストーリーを愛らしい絵とユーモアたっぷりに書いているもの。
アンティークもその背景にある物語があってこそ生きるようなものだから、わたしたちにはぴったりの本かも。フランス語も子供向けだから初心者にもちょうどいいとおもいます。

その他にも、トレンドのページには、花の写真がデビット・ホックニーの画風になるipodの広告や、有機的なシルエットのロッキングチェア<Ocean Rocker III>、コルビジェが1957年にデザインしたものの、プロトタイプで終わってしまったポップなデザインをカッシーナ社が初めて発表したコート掛けなど。見ていて楽しくなるものもいっぱい。

楽しいのは、「80歳、et alors?(それがどうしたっていうの?)」の記事。
「et alors」は、ミッテラン元大統領に愛人が見つかったときに彼が記者から尋ねられていった言葉で、フランスで大流行しました。
「そんなもんいたって、業務を遂行していればどうってことないでしょ?」というのがフランス流でみんなおおいに納得したという。さすが、アムールの国フランスです。

いろんな80歳にインタヴューしているんですが、
「鏡を見るたびに、老けたと思うのは年取っていない証拠」というおばあちゃんや
「死ぬという考えは、もっと生きたいと思わせる」そう。

女優のジャンヌ・モローさんは、御歳82歳ですが
「まだ、わたしのために脚本を書いてくれるという監督がいるのが幸せ。オーソン・ウエールスはわたしにコニャックの味を教えてくれた。料理を作ると、これはトリフォーが好きだったとか、ワインを開けるときは必ず、ジャン・ルノワールを思い出す。
みんな死んでしまったけど、彼らはわたしのなかに残っているから寂しくないわ。
一生は、すべてを悟るには短すぎ。」と答えているのが印象的でした。



また、アルツハイマー防止に効くウコン料理のレシピなどもあって盛りだくさん。

最後に、「だれが、エコ・原発のプロか?」という、今、まさに私たちが立たされている状況に読むべき記事がありました。

原発とエコロジストは、常に対極にあるが、
エコロジストでも、もしもそれが安全に保持されているものであるなら、原発は将来の我々の身を守るために必要なものであるといっている。その理由としては、炭だって、人を殺す事もあるし、エネルギー源としては必要であるからというもの。

日本では、わたしたちの身を守るはずのものが、生命すらを脅かしているという現実。
スイスでは、今後の原発の保持を検討し始めたらしいです。
地震大国日本が、原発を保持してきたこと、今更ながら疑問に思わざるおえない日々ですね。

CLES
www.cles.com









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