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パリ的なお正月

今年のお正月はたっぷり休めましたね。9連休で、さすがにぼけそうになったので、文化的なことをしようと映画&美術展に行ってきました。映画は見逃していた「エデュット・ピアフ〜愛の讃歌」。彼女は、パリの我が家のあるオーベルカンフ北のベルヴィル生まれだそうで、たしかオーベルカンフ通りで謳っているところをルイ・ルプレにスカウトされたはずです。ピアフが当時住んでいたアパルトマンは、現在ミュージアムになっています。そんなわけで、今から10年程前、家から歩いてピアフミュージアムに行った記憶があります。安普請のアパルトマンには彼女の衣服や毛皮、そして小さなベットなどが展示されていて、彼女のつつましやかな生活ぶりが忍ばれました。彼女と等身大のパネルがあって、それはそれは小さく、たしか150センチのなかったとおもいます。シャンソン界の花である天下のピアフの小ささが妙に印象的でした。
それにしても、彼女の人生は、なんとも壮絶。親がいても、次々に里子にだされるわ、生きるためにマフィアとつながっていたり、お酒、麻薬、モルヒネで身体はぼろぼろだし。まだ、40代だというのにおばあさんのようになってしまっているピアフは哀しいかぎり。でも、そんな彼女を支え、天にまで届くような絶頂感を授けるのが、他でもない彼女の歌唱力なのです。また、悪の世界と交わっていながらも、何に対してもまっすぐな彼女の姿勢は、ときには混乱さえも招くほど純粋。それには大いに驚かされました。一人になりたくないくせに、不安から、不機嫌な甘えかたしかできないピアフ。御陰で周囲にいる人たちは離れていくばかり。それでも、義姉妹のモモーヌやマネージャーのルイは辛抱強く、最後まで彼女を見放さなかった。彼女は親には恵まれなかったけど、それに代わる人を得たのだとおもいます。
それにしても、あの「愛の讃歌」があんな悲しい事情で生まれた歌であることは知りませんでした。ピアフを演じたマリオン・コティヤールの熱演には拍手喝采を送りたい、すばらしい映画でした。
美術展は明日まで東京大丸で開催中の「ベル・エポックの輝き」。フランスでは今アールデコがさまざまな角度から見直されていますが、日本は、1年前のフランスで話題に上っていたアールヌーヴォーがモードなかんじですね。
最初にちょっとだけ批評。それはね。ガレだってドームだって傑作と愚作があるんです。「わあ。」と息飲むものと、「は?」というものもある。これだけアールヌーヴォーも見続けるとなんとなくわかってくるもんです。
日本人はこの時代のものが大好きだからその分目も肥えてますから。
それに反して工芸としてのジュエリーはすばらしいものばかりでした。展示の仕方が上手で、後ろも見やすく、細工も堪能できました。ジュエリーは見えない裏とか、留めとかでその善し悪しは一目です。そして、このすばらしきジュエリーの数々はすべてアルビオンアート・インスティチュートの所蔵物なのに二度びっくり。ここのところ、様々なジュエリー展が開催されていますが、その多くはみな、アルビオンアートさんのものなので。それも、カルティエ、ヴァンクリーフと、ジュエリーの銘品ばかりなのですから!世界の王室でも、ここまでバラエティーに富んだジュエリーを揃えているところはないはずです。
全体にはかなり高度な展覧会で、歴史的な移り変わり、万博や発掘、懐古趣味などなどのトピック、そして、そこから誕生したデザインというベースを知ってみると2度も3度も美味しい展覧会のような気がしました。

もちろん、名作はダイレクトにそのまま受け止めて、「きれい〜」と感動するだけでもいいんだけどね。

それにしてもきれいになった大丸、1/2の新宿伊勢丹の混み方は凄かったです。日本は景気がいいのか?悪いのか?頭をひねる2008年のお正月です。

「ベルエポックの輝き〜魅惑の宝飾からガラス工芸まで」http://www.daimaru.co.jp

La Vie en rose http://www.toho.co.jp

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