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ギャラリー巡りで出会ったカレースプーン

新学期が始まったり、新入社員が入社したり、4月になると世の中はググっと進展し、気分新たになるものなのでしょうね。桜が咲いて、すこおしづつ春が訪れてつつある今日この頃。毎日、いろんなイベントのお知らせが届いています。
そんななかで今週興味引かれて出かけたのがこの二つのエクスポでした。
ひとつは、パリ在住の写真家、山本豊さんの写真展。今日まで青山のギャラリー・ワッツで開催されていました。(電話03−3499−2662)
山本さんは、ヨーロッパの女性誌や広告で活躍中のカメラマンさんで、人物も撮りますが、静物をすごくすてきに撮ってくれる方です。日本だと、ミセス等で、陶磁器作家、クリスチャン・ペロションの作品を撮影して、すごく評判がよかった...。わたしはフラウという女性誌の料理家上野万梨子の連載でご一緒させていただきました。
今回、山本さんが撮影していたのは、様々なガラス。
2つのカラフに挟まれたグラスは構築的で「谷」と名付けられていたり、脚付きグラスの首の部分がポキリと折れて落ちているような不思議な写真があったり、中世の絵画を思わせるコンポジションあり、シュールな作品あり、様々なガラスの表情を撮りおろした刺激的な作品が並んでいました。ガラスという一つの題材で、これだけさまざまなものが提案出来る山本さんの腕前に、改めて感動。明るかったり、陰になっていたり、ガラスと光の相性の良さというか、光によってガラスは生きる、そんなことも改めて確認したエクスポでした。

もうひとつ、成城のギャラリー・一陽の漆作家さん、伏見眞樹さんとガラス作家、ハシズメミタスコさんの二人展。こちらは明日まで。(電話03−3415−0381)
ギャラリー・一陽は元、俳優の役所広司さんが住んでいた場所を一軒家のギャラリーにしたのだそうです。今の季節、庭に咲くしだれ桜の美しさといったらなく、漆の作品のバックに華やかな桜が壁画のようにある様は、それは、見事でした。
ハジズメさんの作品は、ツイードやチェックを描いたテキスタイルのような模様が印象的で、ガラス特有の冷たさより、むしろ、陶磁器に近いものを感じさせ、ちょうど、季節の変わり目である、今、楽しみたい作品ばかりでした。
もうひとり、伏見さんは葉山に住む作家さんです。わたしが一目で気に入ったのは、アールデコ時代の家具によく使われているアフリカの黒檀「エベンヌ・マッカッツァー」に似たテーブル。ヒョウ柄を思わせるフがでている木目が特徴のソファーテーブルで、これは、栃の木をもちいているのだそうです。また、小さな作品は桜を用いていると話してくれました。わたしはその前日、ちょうど家具の授業で、17世紀のヨーロッパで大流行した漆の家具「ジャパン」について学んだばかりだったのですが、漆を乾かすには湿気が必要で、そのために牟呂に入れるのだと伏見さんが説明してくれたのが偶然だなあとおもって聴いていました。そうなのです。漆は湿度がないと固まらない。なので、乾燥しているヨーロッパでつくるのは至難の技で、作れたとしてもすぐにひび割れてしまって、美しい状態で保つことはできなかったわけです。

しだれ桜を望む茶室で桜茶とぶどうのゼリーをおいしくいただきました。
こうして使用してみると、伏見さんの漆のスプーンの心地よさは格別なのがわかりました。
普通、漆のスプーンというと丸みのカーブがどれも同じ、まんまるですが、伏見さんのスプーンは、口に入れたときの感触、それからそれがすべりながら出て行くまでの感覚が、細かく計算されたものだったのです。
ゼリーが口に入り、スプーンが上唇を通り過ぎていく感触の気持ちよさといったら!
久しぶりに、動物的感覚で「欲しい!」と、思ったのです。
話を聞くと、一回り大きな「カレースプーン」があるのだとか。
わたしはいつも自宅でクリストフルのアンティークのディナースプーンを使っているのですが、ディナースプーンはスープを飲むためにつくられたものでスプーン部分が大きいのです。これにカレーライスをのせると、一気に口にいれるのは無理。そのうえ、丸みが深かったのでごはんだけが残ってしまうこともあって、なんだか心地悪いなあと思っていたのです。反対に、伏見さんはアンティークスプーンを模して、スープ用の大きなスプーンを作ったそうですが、ね。

そこに提案された「カレースプーン」です。
これは、是非、使ってみたいと即座におもって購入しました。
普通のスプーンより柄が太く、手にしっかり収まる感じもすてきです。

「カレー」を食べるたびに幸せな気分が味わえるという自分のためのプレゼント。
一本11000円なり。
人のお金の価値観はほんと、さまざまです。でも、このスプーンは、どちらかというと、マッサージやエステとおんなじ、「癒し」効果がのぞめるもの。
さて、これが高いか安いかの判断は、人によってさまざまだろうなあ?

早く、カレーを作らなくっちゃ!!
 



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