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<レポート>パーティーの歴史シリーズvol.7「カトリーヌ・ド・メディシスの食宴」

アンティーク・エデュケーションのグルメ・レクチャーも第7回目を終えました。この講座、かなりコユ〜イ内容なのですが、御陰さまでいらしている生徒さんの教養のレベルが非常に高く!先生もお好きなだけ幅広い分野に渡ってのお話を織り交ぜながらお話いただけるという、「みんな満足できる」講座なのです。
今回のテーマは、イタリア・ルネッサンスの文化をフランスにもたらしたことで知られるカトリーヌ・ド・メディシス。一般に知られているのは、フィレンツエのド・メディシス家のお姫様として何不自由なく育ったカトリーヌ・・・。でも実際は両親が1歳でなくなり、そのあと、暗殺を逃れてイタリア各地の修道院を点々として育ったということ。なので、実際彼女が宮廷文化を経験したことはなく、9歳にしてやっと引き取られたクレモンス7世のパープコートで初めて贅沢な暮らしを体現したのだということです。
今回のお話で、カトリーヌへのイメージが大分変わりました。彼女は結婚してもなかなか子宝に恵まれず、おまけに、10人も子供がいるのに、次々死んじゃうし・・・。
実は先生の話しを聴くまでは、「カトリーヌ・ド・メディシス=毒殺を企む、腹黒き女性」と思っていて、「だからアンリ2世は、ずっとディアナ・ド・ポワチエという愛人を愛したのね。」くらいに思っていたのですが、話しを聴いてからは「なんだか不幸でかわいそうな人ねえ」と、美人のディアナのほうがもしかしたら悪女?なんてことまで浮んできたわけです。それにしても、ディアナとカトリーヌって、イギリス王室のカミラ夫人とレディ・Dの写しみたいですね。王子様はみなさん、マザコンなのだろうか?っていうのは新たな疑問です。
毎回講座では、主人公にちなんだコース料理をご提供するのですが、それにしても、今回もマッシモシェフ、がんばってくれました。
まず、アミューズ・ブーシュは「ほうれん草とウズラ卵のフィレンツエ風」。ほうれん草がピュレ状にフランのようになっているのですが、実はこのレシピもカトリーヌの食卓には頻繁に登場したものらしいです。ほうれん草というのが彼女の好物だったらしく、ほうれん草のフランの上に、ウズラ卵や肉など、手を変え品を変えのせたらしいです。そして、このレシピには、「カトリーヌ風=フィレンツエ風」と名前がついているのだそうです。
それから前菜は「さばのエスカベーシュ、アーティチョークの赤ワイン煮」。エスカベーシュというのも彼女のレシピなのだそうですね。前回までのお話を思い出すと、ワインもお酢も随分昔からあったようですから当然なのかもしれませんよねえ。メインにおもーいジビエがくるから、前菜に「締めサバ」風がでてくるのも気をつかっていただいたみたいです。アーティチョークもカトリーヌの大好物だったみたいだし、サバとアーティチョークどちらもブルターニュ(ちなみに彼女が住んでいたロワール地方の川は太平洋とも交わっていますから)の名産です!(わたしはブルターニュに住んでいたころ、夏のあいだ、毎日アーティショーク食べてました)
それにしても、アーティチョークがガリみたいで、今時のフランスのフレンチみたいでした。(フランスでは和食が大ブームなのです)
メインの「キャベツに包まれたノロジカの煮込み、バニラとレモン風味の蕪のグラチネ添え」は、ロワール地方ならではの狩猟、シャサ・クールで射止めた大型ジビエ(日本ではめったに食べられません)ノロジカをちりめんきゃべつで包んでメダル状にし、それに軽やかなバニラとレモンの風味の蕪が添えられたお洒落な一品でした。
デザートはこれまたカトリーヌがもたらしたという「マカロンとピスタチオのアイスクリーム」。そおいえばマカロンの材料のアーモンドもピスタチオもビザンチンの文化の名残ですものね。これは、前回の講座を聴いてくれた方には理解できるはず。
とまあ、マッシモさん自身いろいろ文献を調べてくれてできた創作メニューなのでした。次にはマッシモさんのメニュー解説も交えなくちゃね。ちなみにブノワは初のミシュランでは一つ星を獲得!増々料理に気合いが入った様子でした。
大原先生の話しでは、1533年にカトリーヌがアンリ2世と結婚したとき、彼女はまだ14歳。宮廷文化も体験したことのない彼女が常日ごろ食べていたのがこのレシピではないとのことでしたが、彼女が連れてきた料理人、ポプランがこれらを作って広めたという線が強いようです。実はシュー・クリームのシューも彼のレシピで、当時は甘いクリームではなく、用いていたみたい。
そんなわけで、次回はバレンタインの「チョコレート」がテーマになる予定。
さてさて、どんなお話になるのか?今から愉しみです!


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