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ノルマンディー地方を訪ねて

JUGEMテーマ:ヨーロッパ


昔からフランスでレースといえば北の地方の名産品とされています。
仕事が少ない北の国の女性を教育し、レース編みの達人に育成しようと思いついたその歴史は、人々が贅沢をしすぎることを恐れたフランス政府が贅沢禁止例を強いた17世紀に遡ります。その昔、美しいレースを身につけることは宝石を身につけるのにも匹敵する権力と財力の象徴でした。
そんなわけでヴェニスから闇でレースを輸入するのには歯止めがきかず、太陽王ルイ14世は、「それではヴェニスから職人を迎え入れてフランス産のレースを作ったら儲かるんじゃないか!」と思いついたわけです。
ルイ14世の思惑通り、フランス産のレースは非常に人気で、「ポワン・ド・フランス」とか、新しい技法もたくさん生まれて他の国とは一線を経た美しいものが大変多く作られたようです。

現在でもコンサルヴァトワール・ド・ダンテルという、古くからのレース編みの技法を教えるヴァイヨンヌのアトリエを訪ねました。何本ものボビンを使いながらの手の込んだ作業が続けられ、できあがるレースは正に宝石のようでした。
また、お隣のアンティーク・レースショップではポワン・ド・バイヨンヌという花柄を用いた珍しレースを販売していました。19世紀のレースは心ときめく美しさです。

お隣の街、カーンでは、現代風にアレンジされたカーン風トリップを食べたり、サンローで作られた、水晶と銀でこれまたレースのような繊細な細工のこの地方ならではの十字架を手に入れたり、9月の修学旅行のための下見を兼ねた楽しい旅になりました。


コンサヴァトワール・ド・ダンテルにて


カーンの大聖堂


カーン風トリッパ

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