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アンティークの背景 マリー・アントワネット編

JUGEMテーマ:PARIS

 

フランスの陶磁器といったらセーヴル窯を思い出す人も多いかも知れませんが、実のところ、

蚤の市なので最もよく見かけるのは、リモージュ窯のものです。

そして、このリモージュ窯も、かつては王室御用達の陶磁器工房だったのです。

 

中央フランスのリムザンでカオリンを見つけたことによって、

1771年、リモージュ窯は初の硬質陶磁器を作ることに成功しました。

それまでの軟質陶磁器は、ナイフの跡などがついてしまうことで、この硬い陶磁器はとても人気がでました。

1773年にリモージュ窯を訪れた後のシャルル10世、アルトワ公(ルイ16世の弟君)は

お兄さんに対抗するかのように、リモージュ窯を自らが庇護することにしたのです。

これによって、リモージュ窯は、アルトワ公の窯と呼ばれるようになり、ヴェルサイユの王室で用いられる陶磁器の多くを作るようになるのです。

 

とはいえ、やはり世界にも有名な王立セーヴル窯を敵に回すわけにはいきません。

そういうことで、王は、リモージュ窯をセーヴル窯と合併させ、セーヴルの下請け窯とするのです。

これによって当時人気のあった実用品であるチョコレートポットやワインクーラー、グラスクーラーなどは、リモージュ窯で作られるようになります。

かつての王室御用達であったものの、リモージュ窯は革命後もフランス共和国に守り続けられ、

18世紀の型やデザイン画、そして技法はそのまま保管されました。

 

これによって、1986年、ベルナルド社が購入してもなお、王室御用達当時のすばらしい陶磁器を

そのままに、今に伝えることが可能になっているのです。

 

マリー・アントワネットが愛した矢車草の陶磁器は、もともとプロヴァンス公妃のために作られましたが、彼女が好んだことによってマリー・アントワネット好みとして知られています。

これも現在は、ベルナルド社で作り続けられています。

 

ただ、この文様は、19世紀になっても大変好まれたために、

アンティークの世界では、リモージュ窯のものだけでなく、

他の窯でも大変多く出回っています。

とはいえ、

アルトワ公の刻印が入ったリモージュ窯製のものの見つけることができるので、あえて、オリジナルを求めて、蚤の市散策をするのも楽しいでしょう。

 

そんな蚤の市で役立つ情報を、10・26の河合恵美先生のクラスではお話していただきたいと思っています。

 

http://www.antiqueeducation.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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