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アール・デコの花弁&さざめく亡霊たち@東京都庭園美術館

JUGEMテーマ:アート・デザイン

 

昨日から開催されている2つの展覧会、「アール・デコの花弁」展と「さざめく亡霊たち」展の内覧会で、

東京都庭園美術館を訪れました。

 

いわずもがな、東京都庭園美術館は、旧朝倉邸で

今回は、建築のなかに使われているタイル、石、ガラスのエッチングなどの資材に関し絵

細かく解説するという展覧会です。

泰山製陶所や、山茶窯製陶所の凝ったタイルはもちろんですが、そうしたものを最高の技術を用いて施工したのがこの建物です。

家具でもそうですが、最高のデザイナーと職人が力を合わせたものこそが

最高級というわけです。

 

今回は、そんなすばらしい空間のあちこちから

ささやき声が聞こえてきます。

 

これが、直島の「心臓のアーカイブ」や「ささやきの森」で有名なフランス人現代アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーの作品です。

彼のテーマは、いつでもホロコーストで亡くなった人たちへのオマージュ。

「人の思い出は3代で消えます。」と彼は話します。要は、私が知っている祖母については、

次の世代に口伝えはできても

実際は会ったことがないのが普通です。

そうした、消滅してします人の思い出や、歴史のなかのごく一般的な人々について、

普遍性をもって伝えていくのが彼のテーマなのです。

 

「日本人は、妖怪とか亡霊とか、漠然とした『死』と非常に密接な交流があります」と彼はいいます。

庭園美術館にいるはずのたくさんの亡霊たちを「声」にしたり「影」にしたりして表現するのが一つ目の展示です。

 

また、2つ目は、眼差し。ギリシアで撮影された目の写真を薄手のカーテンに焼き付けてその向こう側に明かりを灯す。

それだけで、なんだか自分が誰かに見られているような、遠いところに誰かがいたりするように気配を感じるのです。

 

彼が直島の森に風鈴を下げた空間を作ったのは、そこを巡礼の地にしたかったからだといいます。

いつか行けるかもしれない、もしかしたら行かないかもしれない。でも、そこに行けば必ず祈ることができる。

世界にこうした巡礼の地があるだけで、心が穏やかになる人がいる。

お盆に実家の仏壇で祈ったり、お彼岸にお墓にお参りにいくのとちょっと似ているのかもしれませんね。

 

この展覧会期間は、美術館が巡礼の地となります。

入り口、右側では、彼のインターヴュー風景が上映されています。展示と一緒に見ると、感覚的だったものがすごくよくわかる。

ぜひ、ご一緒にご覧になることをお勧めします。

 

なお、内覧会のときに会場で配られていた福島玉川村のさるなし。美味しかった!キュウイの原種なんだそうですけど、ちっちゃくて甘くてキュウイのエグミが全然ありません。こちらも合わせてお勧めしたいです。

 

展覧会は12/25まで。

http://www.kobushinosato.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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