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アンティークの背景 マリー・アントワネット編

JUGEMテーマ:フランス

 

突然ですけど、皆さんは 泡のお酒好きですか?わたしは大好きです。ここでいうところの泡のお酒はビールではなくてシャンパンとか、ヴァンムースとかクレモン、スプモンテとか、ワインに泡がたってるお酒のことです。

フランスのレストランでは、まずオーダーをとりにきたボーイさんが、「アペリティフはいかがですか?Voulez-vous quelque chose comme l'apéritif?」って聞きます。これは定番。昼でも聞く。

で、わたしたちは、フツーに「はい、シャンパンください。Oui,une coupe de champagne,svp」ときには略して「une coupe」というわけです。英語だと、a glace of champagbeですね。泡のワイン好きな方、これ、定番。覚えておきましょ。

 

ところで、このcoupeって、知ってます?丸底のシャンパングラスのことです。

今、あんまり見ないですよね。でも、ちょっと前の日本の結婚式は必ずこれでした。

今は、どっちかというとfluteと呼ばれるコーン型を逆さにしたもの。

こちらが一般的です。

 

19世紀になって最初にできたシャンパングラスは

フルートグラスでした。でも、19世紀の後半から1960年くらいまではまったく人気がなかったそうです。

ひとつの理由は、これを飲み干そうとすると女性が首をぐっと伸ばして飲まなくてはならないでしょ。

これ、まったくエレガントでない。ベルエポック、そして、20世紀のアールデコくらいってどんどん女性が社会進出していった時代。

だからこそ、女性は強くなる一方で、男性化することに危機感を覚えて

女性が女性らしくいるためのアクセサリーやお化粧品がたくさん生まれたのかもしれないですね。

 

現代も、女性はどんどん強くなり、若さもお金で買おうとプティ整形したり、高い化粧品を購入したりする。なんだか似ていると思いませんか?

 

 

シャンパンは、1680年くらい、太陽王ルイ14世の時代に、ランスの修道院でドン・ペリニョンが作ったのが最初と言われています。

皆がこぞって磁器を生み出そうと躍起になった時代。フランスでは、マイセンに次いでセーヴルという王立工房が作られました。

そのせいもあってか、フランスのガラス工芸って案外遅れているんですよ。

シャンパンはあるけど、この時代のグラスはたった1個。今でいうとこの足つきのワイングラスのみ。

18世紀、アントワネット様の時代はさすがに、ひとりでひとつお使いだったでしょうけど、16世紀くらいまでは、普通の貴族のお金持ちでもこれを2〜3人で1個用いて使い終わるとグラスを洗って氷のなかで冷やせる、いわば「グラスクーラー」なるものを数人の間において分かち合っていたようです。この習慣は、アントワネット様の時代まで続いていて、シャンパンもワインも同じグラス1つで通していました。

4つも5つもグラスを並べるのは革命後の19世紀、ブルジョワジーの時代に生まれた習慣。この時代は、シャンパン(最初はフルートが一般的のようでした)、赤白ワイン、これもアルザス、モーゼル、ポルト、ボルドーまで様々で、これが富の象徴だったわけです。

 

シャンパンの泡が上にのぼっていくのは美しいと、「シャンペノワーズ」と呼ばれる足まで空洞で泡が昇る様子が見えるグラス(教室にあります。自慢です(笑))がありますが、本来、シャンパンの泡でゲップするのはとっても恥ずかしいことでした。

だからこそ、coupeという広口で泡がすぐに消えるグラスが登場して約100年間、大人気を博しました。

 

とはいえ、流行は繰り返すのが一般的。

 

1960年以降、「シャンパングラスはやっぱりフルート型よねえ〜」とう風になってきているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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