<< アンティークの背景マリー・アントワネット編 | main | 講座「ART DE VIVRE ヴェルサイユ宮殿にみるマリー・アントワネットテイスト」(講師:石澤季里) >>

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アンティークの背景 マリー・アントワネット編

JUGEMテーマ:PARIS

 

革命によって溶かされたのは王室の装飾品ばかりではなかったようです。

 

パリ・サンタンヌ通りのサン・ルイ教会でルイ13世とルイ14世の心臓を守るように飾られていたジャン・バティスト・オディオの傑作である天使の像については、歴史的記念碑博物館の創立者、アレクサンドル・ルノワール氏などが命がけで守ろうとしましたが、結局はナポレオンの命によって溶かされて、

1806年に平和の再来を待ってルーヴル美術館のアントワーヌ・デニ・ショウデの注文によって,

オディオのアトリエで再現されました。

 

すべての王室の模範だったヴェルサイユのために作られた当時の最高の手工芸の数々。

こうしたものが現在、パリに残っていないのはすべてナポレオンの仕業です。

輝かかりしブルボン王朝の権力を象徴させるものはすべてナポレオンの命によって壊され、海外に放出されました。

王立工房で作られた家具にいたっては、2万点以上が競売にかけられてちりじりになったのだとか。

 

現在、フランスに18世紀のアンティークがほとんどなく、代わりに、アメリカのフリッツコレクションやイギリスのウォーレスコレクションにあるのはこうした理由があるからなのです。フランス・ヴェルサイユはいつの時代も人々の憧れ。その製品を手にいれることに誰もが躍起になるのですね。

 

革命によって150,000人以上もの貴族は国外亡命しました。すでに国内外で名を轟かしていたオディオの新たな顧客はイギリスに、そしてアメリカにいました。そして、王政復古とともに再びオディオ・ファミリーの時代がやってきたのだそうです。

 

もしかしたら自分自身もギロチンにかけられてしまうかもしれない恐怖のなかでデザイン画と銀細工に必要な道具を守り続けたオディオのおかげで、今なお私たちは当時、マリー・アントワネットが用いたであろうテーブルウエアや装飾品を見ることができるのです。

 

それにしても、オディオの製品の重厚さと美しさには目を奪われます。

そして、ひとつひとつの装飾品に使われている銀の重さは他の国のものと比較できないのです。

ブルボン王朝の昇華の片鱗は、フランスのアンティークや手工芸のなかに今尚その姿をとどめています。

 

http://www.odiot.com

 

 

 

 


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