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アンティークの背景 マリー・アントワネット編

JUGEMテーマ:フランス

 

イギリスでは、嫡子以外にはシルバーウエアを受け継ぐ資格がないそうです。そのため、女性で王妃の座についたエリザベス2世は代々受け継ぐシルバーウエアを手放さざる得なかったのだとか。

そのくらい、シルバーというのは貨幣価値に変わる家の財産です。

 

そんなわけで、誰もかれもがシルバースミス、いわば、金銀細工を扱うアトリエを持つことは許されていませんでした。

1689年、時の王、ルイ14世の特許状を得て、オディオの設立者ジャン・バティスト・ガスパールは銀の溶解所を築くことを許されます。もともとオディオ家は、ワインの卸を営むネゴシアンでした。そして、子たくさんだったそうです。そして、1643年に生まれたアンヌが化学に非常に強く、シルバーウエアの製作に興味をもったそうです。

 

彼女はそのアイデアを兄弟と共有しました。もともと、家がワイン問屋だったため、彼らは皆テーブルアートに興味をもっていました。また、再従兄弟は、すでにホテルで働いていました。彼女自身もそんなことで、エドワード・コルベール・ド・ヴィラルセルのための給仕をしていたのだそうです。そう、彼は、なんとルイ14世の財務かつ文化大臣だったあのジャン・バチスト・コルベールの息子だったのです。

 

エドワード・コルベール・ド・ヴァラセルは彼自身、ルイ14世の王妃であるマリー・テレーズの給仕長で、彼女が亡くなったときに、銀の食器を交換するために20,000エクリュをもらいました。

エドワードは、そのお金をもって、アンヌが営むエギュ通りのアンヌのホテルに相談にやってきました。

 

野心溢れるアンヌは、兄弟に相談して銀のゴブレットをつくらせました。そして、彼女の2人のソムリエに、王にサービスする時、

「これはオディオというブランドのものです」と話しかけるようにと仕向けたのです。

 

こうして、オディオの名前はルイ14世の宮廷。すなわち、ヴェルサイユ宮で有名になっていったのです。

 

 


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