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アンティークの背景 マリー・アントワネット編

JUGEMテーマ:PARIS

 

今日からは、最近、人気があるシルバーウエアについてお話ししたいと思います。

 

まず、シルバーに憧れている皆様が案外知らないのが、シルバーウエアには2種類あるということ。

ひとつが、フレンチ・シルバーの代名詞として知られているブランド、クリストフルに代表されるシルバー・プレート。

クリストフルは、19世紀に生まれたブランドで、

ほとんどの品がシルバー・プレートという、電気メッキでシルバーをコーティグした製品を扱っているということです。

フランスでは、こうした製品をmetal argenté メタル・アルジェンテ=シルバーのようなメタル。

フランス語のほうがはっきり素材がわかりますね。

 

もうひとつが、argent massif アルジャン・マシッフ。

スタールングシルバー、要は純銀です。

古くから、王侯貴族が用いていたのは、こちらです。

イギリスに比べるとフランスのカトラリーはとても大きいです。

だから、使われている銀もそれゆえ多くて高価なわけです。

また、24金が柔らかくて宝飾品に向かないように、純銀のナイフでとんかつなんか食べると刃がかけます。

というわけで、ナイフに関しては柄の部分がアルジャン・マシッフで、larmラルムと呼ばれる刃の部分がはがねの場合も多いです。

また、アンティークのなかではナイフを探すのが一苦労。やはり、刃が欠けてしまって残っているものが少ないのが要因だと思います。

 

ただ、クリストフルのカトラリーが殊の外重いのに対して、やはりアルジェン・マシフはほどよい重量感。やっぱり純銀はいいわーということになります。

 

中世の頃から、フランスではこうした貨幣価値のある金銀細工(orfèvrerie)には刻印が打たれるのが義務ずけされていました。

近代でも、その義務は変わらず、シルバーならミネルヴ(ギリシアの兵士)の刻印が必ずついています。これによって作られた年代、また作者かアトリエが判明します。時代によってはアルジェン・マシッフの銀のパーセンテージが950でなく、875の場合もあるのでアンティーク市場では、その価値と稀少性によって値段が左右してきます。

 

 

明日からは、フランスのシルバーの第一人者である、ブランド「オディオ」についてお話ししたいとおもいます。

 


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