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アンティークの背景 マリー・アントワネット編

JUGEMテーマ:PARIS

そんな大事なろうそくを立てるアンティークにはいくつかのタイプがあります。

 

みなさんが最もよく知るシャンデリアは、フランス語ではlustre リュストルと呼ばれています。

それから、1本のろうそくを立てるためのbougoire ブージョワール。これは、ろうそくを意味するブージーからきています。

また、珍しいところでは、壁付けのbras de lumière ブラ・ド・リュミエール。直訳すると光の腕。これは、ろうそく立てが腕のように何本も伸びていることからこの名前がついたのだと思います。

最も、床置きのcandélabreカンデラーブル。

これは、灰を意味するcendreから来ています。

シンデレラ姫は、フランスでは灰かぶり姫=サンドリアンと呼ばれています。まさしく、灰という言葉が使われています。

 

マリー・アントワネットとルイ16世の結婚式には、このカンデラーブルに灯されたろうそくが2万本も用いられたそうです。

その様子は、ヴェルサイユが燃えているように映ったとか。いつもは、せいぜい250gのろうそくしか使えなかった時代。その様子はまさしく祭典にふさわしいものだったことでしょう!

 

ナポレオンの時代も、このカンデラーブルが大人気でした。しかしながら、その後、ガス灯、電気と灯のシステムが発展するにつれて次第に影をひそめるようになってしまいました。

 

maison Turdonは、クロード・トゥルドンによって1643年に設立したろうそくメーカーです。子供のジャックはルイ14世のろうそくを王立工房として作り始め、その工房は、世襲制で孫のジェロームに引き継がれてルイ15世の時代も王室御用達として愛されました。この時代に彼らはアトリエをパリ郊外のアントニーに移しました。

19世紀になっても、そのろうそくの品質の良さには定評があり、万博で金賞を受賞したそうです。

 

そんなトゥルドンのろうそくは、すべてイタリアのヴィンチ製(レオナルド・ダ・ヴィンチの生まれた村)で、ラベルにはルイ14世の紋章、それからフランス王室御用達の印、そして、ろうそくの材料になる蜂をイメージさせるロゴが使われています。

マリー・アントワネットを思わせる香り「トリアノン」は、白い花と彼女が生きた18世紀後半に自然回帰のブームのきっかけとなったジャン・ジャック・ルソーの「新エロイーズ」を思わせる自然の草花の香りが漂います。まさしく、夏の夜の終わりにふさわしいこの香り。

 

毎晩、この香りをたいて、自分のためにメンテナンスするのが大切と思ってますが、なかなかそうもいかないのが現実。でも、気持ちだけは忘れてはいけない。そう、思う日々です。

 

Maison Cire Trudon

78rue de Seine 75006 Paris

www.ciretrudon.com

 

 

 

 

 


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