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  • 2017.02.20 Monday
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写真展覧会&パリの日本人

ビエンナーレはもちろん、今回のパリでは写真展を堪能しました。

ひとつは、モード広告の写真家として有名なリチャード・アベドンの展覧会。今回はカンボン通りにホテルをとったので、目と鼻の先にコンコルド広場、チュイルリー公園がありました。ジュードポム美術館は、その公園のなかにある現代アートを扱う美術館です。
アベドンの作品は、前にマックス・マーラのコート展でも観たし、機会があるごとに様々な雑誌で観てはいたのですが、彼が撮るポートレートをこんなに沢山観たのは初めて。
アベドンは「人の内面を撮る」。まさしくそういった写真家。普通はグラマラスなマリリン・モンローの寂しげな肩、心もとない風情。まだ死までは5年程あるのですが、それでも彼女の死を予感させるようなそんな作品でした。また、今さっきまで穴のなかにいた、アメリカの炭坑で働く人々のそのサバイバルな感じ・・・。
真っ黒になった顔にギラギラ光る眼光鋭い彼らの目には、どん欲なまでの生命観が感じられました。
また、ファッション写真を撮る目的だったのでしょうか?無職で家のない人々のに最新ファッションを着せた写真。財産も、家もほんとうは何も持っていない。でも、彼らの生き様そのものが表現された身体には、なぜかスタイルさえも感じるのです。

「ファッション」なんて生易しいものではないはずなのに、どこかに「モード」を感じさせる人間の「ホント」を写した写真。最後に鎮座するオートポートレートに「人」の真実を写してきた老年の彼の写真があって、彼が辿ったそれまでの長い道のりと何もかもを受け止めてきた懐の大きさを見せつけられたような気がしました。
〜9/28 http://www.jeudepaume.org

それから、パリに来た当初に住んでいた14区のフォンダション・カルティエ・ブレッソンで開催中のウオーカー・エヴァンスとの共同アメリカ展。1929〜1947年のアメリカを撮影した作品連です。こちらはまた、何の脚色もない、目に映る被写体の「印象」をそのまま写真に写していく写真家です。そおいえばパリにいく前からブレッソンは大好きで、わたしのとってのパリはそのままブレッソンの写真のなかにありました。パリもわたしも変わって、そんなことすら忘れていたっけ・・・。
情報誌のなかでブレッソンの名前をみつけてなんだか懐かしくなって脚を運びましたが、アメリカを撮っていても彼はもっともパリらしい写真家です。
まだブルターニュに住んで間もないこと。パリに上京してきた秋の日。突然強い風が吹いたかとおもうと、木々の葉がササーっと音を立てて舞ったのです。小雨模様のパリとその枯葉。そしてコートの裾を翻して歩く紳士の姿がいつか見たブレッソンの白黒写真そのままで。わたしの心のシャッターがその風景を捉えて、しばらくみとれていたことを思い出します。今から20年近く前のパリは白黒写真だったんです。今はアメリカナイズされてぴっかぴかのカラー写真ですけどねえ〜。

二人の写真は対照的でした。でも、やっぱり写真には写真家の性格が出る。若干の脚色があるとおもいます。だから在る意味上手なカメラマンさんに写真を撮られるのってうれしくも怖くもあるのです。

〜12/21 http://www.henricartierbresson.org

松ちゃん(55 rue du theatre 75015 tel01-45-77-03-50)に次いで、パリの日本人が集まるレストランを紹介。京都、原宿に支店のあるGIROGIROがそれ。毎月コース料理が月代わりで代わるそうです。日本酒の選択もいいし、なかなかおいしかったです。
ここに来るとその上のアパルトマンに住むカメラマンの景山さんか、ビジュージーンズを作る日本人デザイナーのりゅーぞー・なかた(http://www.ryuzonakata.fr)に会えるとおもいます。そおいえば、りゅーぞーくんのお洋服を着て歩いていると女性にナンパされることが多くて、銀座のティファニーの定員さんからも「失礼ですけど、それどちらでお求めになられたのですか?」ていって声かけられました。なので、奇麗なおねいさんから声かけられたかったらお勧めです。(わたし、その趣味はないんですけどね)

創作和食っていうのかな。器も他の日本食店ではないくらい凝っていて(これがオープンキッチンのカウンターだけなので使っては洗ってで大変そうではありましたが)従業員も一生懸命日本語喋って微笑ましい。フランス料理につかれたり、日本語が恋しくなったら是非脚を運んでみてください。
http://www.guiloguilo.com

かなり満足度高いはずですよ。









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  • 2017.02.20 Monday
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コメント
ご無沙汰してます。girogiro、行かれたんですね〜!京都でも予約がとれないことで有名で、地元ではすっかり諦めてましたが、こちらでもなかなか行けずにいてああ〜って感じです。蚤の市でのアンティークレッスン受けたい!ですがまだムリそうです・・・11月後半帰省して、12月初旬に大阪の百貨店で陶芸の作家さんとコラボで展示・販売の予定です。
  • カタヤマです
  • 2008/09/20 5:47 PM
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