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パリ、アートサロン「ビエンナーレ」

今回こそは、まめにブログを起こそうとおもっていましたが、フランスにいるとパソコンが使えなくなったり、携帯電話が充電切れになったりと毎回問題が続出。そのうえ、ブログを起こす時間があったら展覧会を廻ろうとひっちゃきになるためにとうとう一回で挫折してしまいました。




今回はちょうどグランパレで開催される超高級アンティーク&アンティークサロン「ビエンナーレ」の開催シーズンにあたりました。2年前から改装されたグランパレで再開催されるようになったこのサロン。初日11時のオープンめがけて行ったのですが、もう長蛇の列ができていましたよ。そのあたり、プレスカードが水戸黄門の印籠代わりになるのでススっと横入りできるのがありがたいです。
まずはあちこちの雑誌でその見応え度が騒がれている宝飾品コーナーへ。でも、カルティエ、ハリー・ウインストンはまだ飾りつけや撮影のまっただなかで入れず。そんななか、ヴァンクリーフ&アーペルズは「自然」をインスピレーションソースに鳥や水、建築物や光に溢れた「パラダイス」テーマの新作がすばらしかったです。イタリア・ルネッサンス、フランス、ロマンティック・イングリッシュ、中近東と続く庭シリーズでも、とくに中国の庭のグリーンのエメラルドや翡翠とピンクのルビーのコンビネーションがとても新鮮でした。なかには、ヨーロッパのジュエリーにはなかなかお目見えしない蓮池もあったりして、ここのところの日本、中国といったアジアブームを物語るようでした。
そうそう、わたしの大好きな中国のスナッフボトルだけを集めたブースもありましたよ。美術品にいたっては中国は見逃せませんね。石、ガラス、陶器とほんとにバラエティーが豊富で見応えがありました。
そんなジュエリーコーナーで、またもなかば本気でそろばんをはじいたのはベルギーの「ヴェロニック・バンプ」のブースでのこと。木の実というか、おしろい花というか、ころんころんと動くメタル糸を編んだ飾りが非常に愛らしいスタルレの50年代のプラチナとゴールドのブレスレットと指輪が目を引きました。スタルレの作品は数も限定されていてとても珍しく、また、ブレスレットのサイズがわたしのために(またも思い込み)あるようなもので・・・。もちろん、二度とブースに近づかないように気をつけながら想いをふりきって帰ってきました。

11月の修学旅行。今回のテーマはフランス18世紀。それにぴったりの家具のブースが「クラメール」です。こちらはパリで一番古い家具専門のアンティークショップだそうで、修学旅行の際には、是非見学に行くことにしたいとおもっています。
ソフィア・コッポラの「マリ・アントワネット」でも描かれているように、この当時、ペットは大変大切なもの。リヨンの絹張りで作られている珍しいペット小屋も展示されていました。

また、多くのビジターを引きつけ目立ったのはウイーンの「bel etage」のブース。ホフマンのシルバー、チェコのガラスなど、アーツアンドクラフト、アールヌーヴォー、ユーゲンスティルなど、世紀末スタイルの装飾品が異彩を放っていました。
サントノレ通りのギャラリーではクリムト展を開催したり、アートの分野ではこの時代のものが見直されているようです。

なお、30〜40年代の家具は相変わらず大人気です。11区に在る「ギャラリー・パトリック・セガン」のブースでは、こうして集まるのは珍しいジャン・ロワイエールの家具が一堂に展示されていました。29歳で時の人となった彼のデザインは、33年に当時の人気カフェ・レストラン「ル・カールトン」を飾った、小ぶりで、フェミニンで、そしてジャン・プルーベにも似た、メタルを駆使したデサインが特徴です。それらのインテリアは現代人の目からしてもとても新鮮ですが、50年代を代表するフリーフォーム・シェイプとして取り上げられた物です。
また、現在も現役で活躍中のシャルロット・ペリアンが50年代に来日し、日本家屋をイメージして帰国後デザインした家具なども展示され、日本ブームの浸透を実感しました。





毎回凝った装飾が目立つビエンナーレですが、今回全体の装飾テーマに「公園&庭」が取り上げられていました。そんななか、待ち合わせの目印代わりにもなるテラスには、本物の竹や鳥居が置かれた禅スペースが登場。石なんかもデザイン的に置かれていたりして本物の日本庭園のよう。また、オールドローズばかりを集めたバラ園もあって、芳しい香りが展覧会の熱気を鎮めていました。また、各ブースの中央にはカフェ、紅茶、チョコレートなどのブランドが協賛していて、無料でサービスを行っていました。来年の伊勢丹のメゾン・ド・ショコラに初お目見えするという「VD-D」というカラフルなチョコレートは可愛いだけでなく味もよく、グルマンなパリジャンの舌を楽しませてくれていました。



1956年から二年に一度開催されるビエンナーレは今年24周年を迎えます。94のブースの販売金額はいったいいくらになったのでしょうか?古くはアンドレ・マルロー、モナコのプリンス・レーニエを、そして現在もカトリーヌ・ドヌーブからジャン・ガリアーノ、カール・ラガフェルドといったアートファンを騒がすビエンナーレ。
昨今、高級アートオークションが投資目的の投資家に仕切られるなか、まだまだれっきとしたコレクターの存在をしら示す絶対的なアートサロンです。


それにしても、スタルレー、だれか買ったのかしら?今度問い合せてみようかな〜?!




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