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あとひとつ!で夏休み

昨日、今月4つめの授業を終えた。いらしていただく生徒さんに、何かひとつでも「目から鱗」な学びを持ち帰ってもらおうと、日夜励んでいるつもりだが、その結果はいかに?
昨日のテーマは「ラブレター」。そおいえば、メールの普及でラブレター、最近もらっていないなあ。その昔は、つき合い出したばかりの彼が卒業旅行でひと月外国を点々とする、その先々から毎日手紙を書いてくれたり、近いところでは、デンマークにプティ・ホームステイをしたその場所に送ってもらったりしたっけなあ。実はわたし、子供の頃からすごく筆まめで、昔からペンフレンドがいたりした。ブルターニュに渡ったのだって、かの地の保護者のようなおじいちゃまとずっと文通をしていたという経緯があってのこと。わりと単純なので、ワイルドな印象の男性が、繊細な文章など書くものなら、それだけで大好きになってしまう...。そんなわけで、手紙はラブレターでなくてもうれしい。

一番古いラブレターは12世紀といわれているらしいが、郵送手段もそうそうなかったその時代、ほんとにラブレターがあったかは不明らしい。歴史のなかで、ラブレターが普及しはじめたのは17世紀。その証拠に、8/2から公開の「フェルメール展」の作品にも沢山のラブレターが登場している。なかにはラブレターのマニュアル本が描かれていたり、アモルが2以上の数字が書かれている手紙をふんずけていて、「ひとりの人以外を愛すると、愛が枝分かれして愛情が薄れる」という意味が含まれているものもある。当時男性にとっての手紙はもっと高い地位を獲得するためのツールだったが、女性の手紙はほとんどがラブレター。それも、貿易船で海外にいっている夫だったり、「ここ」にいる相手でなく、離れている相手に書きつかかれつするのが基本。当時は文盲率も高かったから手紙を読み書きできるだけで教養があったわけだし、ましてや旅が困難な時代だから旅できるだけでもそれなりの地位であったことが分かる。
手紙は愛を伝える非常に高尚なツールであったわけ。





写真はラブレターの本。フランス人は手紙が大好きでよくオークションなんかにも登場するし、展覧会でもよみにくーいものを熱心に読んでいる人が多い。かのナポレオンはとっても筆まめで、そのペースにジョセフィーヌの返事が間に合わなかったときに「MADAME」と、やけに距離をもって、皮肉たっぷりに、愛人でもできたの?と書かれた手紙もおもしろい。でも、これ。教養のない相手に書いてもわかんないか。でも、手紙には、人のプライバシーを覗き見するドキドキ感もあるようです。

すでに、2週間も経ってしまいましたが、銀座の和食屋さん「六雁」おもしろかったです。ここは若い料理人を育成するためにも、素材、料理、プレゼンテーションと基本をふまえながらも彼らのオリジナリティーを生かした料理が楽しめる場所。私たちは、大地の恵みをふんだんに味わえる野菜料理を試しました。小指の先くらいのトマトや小筆のごとく細いアスパラに美味しさが凝縮しているのにびっくり。また、女性の料理人たちのパティスリー感覚の料理のプレゼンテーションも画期的でしたよ。写真は野菜のオセロ。相方さんと、わたしとではそれぞれ皿の上のデザインもちがって比べあえる分、カンバセーションピースとしても効果的です。



料理には美味しいという「安心感」が必須だけど、その上を目指すための「努力」や「驚き」は絶対必要ですよね。
これって人とのコミュニケーションにも絶対必要!そういえば今日は文の日。「ラブレター」までいかなくても、ちょっと喜ばせる思いやりさえあれば、人間関係はどんどん育くまれていくはずです。

六雁
中央区銀座5−5−19 銀座ポニービル6階
電話03−5568−6266
http://www.ponygroup.com/mutsukari

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